本記事では、レガシーシステムについて解説していきます。レガシーという言葉は、東京オリンピックの時に少し聞き馴染みがあるのではないでしょうか。
本記事では、そんなレガシーシステムについて解説しております。参考にしていただければ幸いです。
目次 [非表示]
1.レガシーシステムとは?
レガシーシステムとは何を意味しているのか解説していきます。画像は少し古そうなパソコンですね、ということは…

1-1.「古いシステム」という意味
レガシーシステムとは、「古いシステム」を意味しております。
例えば、メインフレーム(汎用機)やオフコン(オフィスコンピューター)などオンプレミス型のシステムのことを指すケースが多いです。広く言うと今の技術と比較して古い技術のことを指してレガシーシステムと使われます。
ちなみに「レガシー」とは遺産や時代遅れなどを意味しております。東京2020ではレガシー、レガシー…と飛び交っていたのは覚えてますでしょうか?オリンピックのために作った施設をオリンピックが終わったあとにどうやって活用していくべきか、事前に決めていたわけですね。今となってはそれらの競技場って何に活用されているのでしょうか…?と脱線してしまったので、話を戻します。
2.レガシーシステムによる影響
古いシステムを使い続けることで様々な影響があることを覚えておきましょう。ここでは想定される5つの影響について解説していきます。
2-1. セキュリティ上の課題

セキュリティ上の課題が発生する可能性があります。
技術は日進月歩で発達しており、レガシーシステムが作られた当時とではセキュリティレベルに大きな差がある可能性が高いです。
その当時はここまでセキュリティを固めていたが、現在ではそのレベルではサイバー攻撃などに耐えられないことも多々あります。また、情報漏洩などセキュリティの意識が高まる中で、ユーザーの不安も高まります。
2-2. システム間の連携が不可能になる可能性
最新のAI技術が搭載されたシステムを導入し、従来のシステムと連携させたくても、レガシーシステムがゆえに互換性がなく、連携が不可になる可能性もあります。せっかく業務効率を上げようとしても、連携ができないことで二度手間になることも予想され、不便になる可能性があります。
2-3. 属人化の恐れ
古い技術であるために、その当時から携わっていたものしか扱うことができず属人化してしまう恐れがあります。
仮にその担当者の離職や退職となった場合は企業にとってリスクとなります。古いとされる技術を学び経験を積んだ者を運よく採用することができればリスクの回避ができるかもしれませんが、なかなか見つからないのが現状です。
2-4. システム障害のリスク
古いシステムであるレガシーシステムを使い続けることで、老朽化や処理能力などが起因したシステム障害の発生リスクが高まります。どんな物でも使い続けることで、何かしらの不具合が起きるのは当然です。
例えば車なども長く乗るほど部品の交換頻度があがり、燃費があがりと買い替えを検討するのと同じように、システムも使い続けることでガタがきます。また、業務の根幹を支えるようなシステムであればなおさらシステム障害の発生リスクは抑えたいところです。
2-5. サポート切れ
OSやミドルウェアなどにはサポート期間があります。
サポート切れのままで使用することでアップデートなども提供されなくなり、セキュリティ上の問題が発生する可能性が高まります。そのため、速やかにレガシーシステムから脱却することをおすすめします。
3.「2025年の崖」の影響

いわゆる「2025年の崖」による影響がレガシーシステムを使用していると受けてしまう可能性が高くなります。と言っても既に2025年は過ぎているので、レガシーシステムが社内に残っている場合は早急に手立てをしたほうが会社のためになるかもしれません。
「2025年の崖」とは、経済産業省により発表されたものです。DXの推進をしない場合、業務効率や競争力の低下につながってしまい、競争力の低下が原因となり2025年を境に最大で年間12兆円の経済損失が発生する可能性があるという内容になっています。詳細は、下記の経済産業省のページをご確認ください。
4.どこからがレガシーシステムなのか
そもそもレガシーシステムと呼ばれるものはどんなシステムなのか、解説します。
具体的に◉◉年より前に作られたシステムや、ある特定の技術で作られているシステムをレガシーシステムと判断するような明確な基準はありません。レガシーと感じた会社・人がそのシステムをレガシーシステムであると判断しています。ようするに肌感覚ですね…。とはいえ、メインフレーム(汎用機)やオフコン(オフィスコンピューター)などのシステムは比較的レガシーシステムと判断されるケースが多いです。
また、大小問わず様々な企業でレガシーシステムが使用されておりますが、各社で脱却に向けた動きが取られております。例えばLIXIL、TOPPANホールディングスなどよく聞くような企業の基幹システムも、レガシーシステムとなったものを刷新するために手を入れています。事例として、紹介します。
(参照:LIXIL、894もの“巨大レガシーシステム”刷新に再挑戦 成功へのカギを握る「400の統合テスト」 (1/3)|EnterpriseZine(エンタープライズジン))
(参照:積み重なったレガシーシステムを撤廃 未来を切り開くデジタル基盤を確立する | 日経クロステック(xTECH))
5.レガシーシステムから脱却するための方法
ここで、レガシーシステムから脱却するための方法について解説していきます。
脱却方法としては、
- 既存のシステムを刷新(モダナイゼーション)
- 新システムへの移行(マイグレーション)
この2つがあげられます。
5-1. モダナイゼーション
モダナイゼーションとは既存のシステムを最新の技術などを用いながら最適化する方法です。現在使用している「レガシーシステム」を刷新していき、レガシーシステムから脱却していきます。新しくシステム作るというよりは、作り変えるというイメージになります。
モダナイゼーションについては、「モダナイゼーションとは?老朽化したIT資産をDXに繋げるために」の記事をご参照ください。
5-2. マイグレーション
マイグレーションとは、現行のシステムから新しいシステムへ移行する方法です。
システムを新しく作りそこへ移行するため、従来のシステムと比較して使用しづらいなどの課題もありますが、意見を取り入れながら最大限利便性を高めることもできます。新しいシステムへの移行でレガシーシステムから脱却することができます。
「レガシーシステム」まとめ
レガシーシステムとは古い技術が使われ構築されたシステムのことであり、企業にとっては脱却していくことが重要となります。2025年の壁など企業の損失につながらないようにするためにはなおさら早急な対応が必要ではないでしょうか。とはいえ、非IT企業であればレガシーシステムかどうかの判断も難しい状況あるかと思います。
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