コーディングとは?プログラミングとの違いについても解説

コーディングとは?プログラミングとの違いについても解説

システム開発における開発工程の一部であるコーディングついて具体的にどのようなことをしているのか、どのように進めたら良いのか、よく比較されがちなプログラミングと何が違うのか、その辺りも含めて本記事では解説していきます。

システム開発におけるコーディングについて、少しでも参考にしていただけると幸いです。

システム開発の一連の流れの中で開発に当たるのがコーディングとなります。コーディングはまさに開発することに直結します。そんなコーディングの概要について1章では解説します。

1-1.コーディングは、ソースコードを書くこと

コーディングは、プログラミング言語を使ってソースコードを書くことです。基本的に、詳細設計書に書かれていることを見える化して、形にしていくことになります。詳細設計書を正として進めることになるので、詳細設計書がイマイチだと、後々苦労することになるかもしれません。

ウォーターフォールの概要図

コーディングは、システムの開発工程の中でも「実装(開発)」に当たるところになります。エンジニアが大活躍する舞台です。

1-2.コーディングが必要なポジション

具体的にコーディングが必要なポジションとしては、Webコーダー、Webデザイナー、フロントエンジニアが多いです。

<Webコーダー>

コーディングする人=Webコーダーと言っても良いほど大半がWebコーダーのことを指します。Webデザイナーが考えたデザインをWebサイトで見える化するのが、Webコーダーの仕事になります。

<Webデザイナー>

上述で既にWebデザイナーが出てきていますが、デザイナーがコーディングを兼ねることもあります。デザインを制作する時は別ソフトで制作して、コーディングはプログラミング言語を使って書いていくことになります。

WEBデザイナーの外注については、 WEBデザインを外注する際の費用相場、進め方、作業範囲を解説 の記事をご参照ください。

<フロントエンジニア>

フロントエンジニアと呼ばれる人たちはコーディングもできないといけません。Webコーダーからステップアップしてフロントエンジニアになる人もいます。

フロントエンジニアは、HTML、CSS、JavaScriptを駆使して、デザイナーが作ったものを画面(フロント)部分を見える化する人たちです。中にはディレクション能力まで求められる場合もあります。

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良く比較されるのが「プログラミング」という言葉です。「プログラミング」という作業の中でコードを書くことを「コーディング」と呼びます。「プログラミング」はプログラム全般の作業のことを指しており、「コーディング」したものの裏側をJavaやC言語を使って設計することは「プログラミング」に含まれます。

この裏側での設計するについては、コーディングとは呼びません。

プログラミングとコーディングの相関図

「コーディング」は、画面で見える部分のコードを書くこと、

「プログラミング」は、「コーディング」+画面で見えない裏側の設計も含めた作業のこと、とイメージ付けておくと覚えやすいかもしれません。

3章では具体的にコーディングで扱われる言語を紹介します。

3-1.HTMLとは

主にページ内の情報を構造化し、見出し、本文などを明確化する目的で使用されることが多いです。 HTMLタグで必要な文書を囲むだけで利用できるため、Web開発に携わる人の多くが、最初に学習する言語となります。HTMLタグは、<開始タグ>と</終了タグ>で内容を囲んで記述することでコードを書くことができます。

私みたいな素人でも調べながら、AIを駆使して進めれば書くことはできます。

3-2.CSSとは

テキストや画像の見栄えを良くするために、文字の大きさを変えたり、表示位置を調整したり、色を設定するために使用されることが多いです。デザインとして使われることが多いので、CSSを単独で使うことはあまり考えられません。

また、デザインをHTMLで書くこともできますが、かなり複雑になるので簡略化できるCSSが使われます。

3-3. JavaScriptとは

HTMLやCSSでは表現できない機能をWebコンテンツに与えられます。HTMLはテキスト、CSSはデザインときて、JavaScriptは動的な機能を実現すると覚えておくと良いかもしれません。

まとめると、例えば、よくある入力フォームを思い浮かべてみてください。上記3つのそれぞれの役割は下記の通りとなります。

  • 「氏名」「住所」といった入力させたい項目名を見える化するのは ⇒ HTML
  • 項目の配置や入力させるための枠を配置するのは ⇒ CSS
  • 必須項目が入力されずに「送信」を押した時にエラーを出すのが ⇒ JavaScript

※これらのスキルを学びたい人は、QUERYY「コーディングのスキルを学ぶには?」 の記事もご参照ください。

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コーディングは、詳細設計書をもとに形にしていく作業です。そこで、具体的にどのように進めたら良いのか3章では紹介します。

詳細設計については、「詳細設計とは?進め方と要件定義/基本設計との違いを解説」の記事をご参照ください。

4-1.コーディングすべき内容を全て確認する

まず、実際に手を動かす前に今回は何をどこまでコーディングしないといけないか、全体を俯瞰して確認するようにしましょう。

  • デザインのレイアウト
  • デザインの傾向、頻繁に出てくること
  • 使用されているフォントや色、余白の傾向
  • 時間が掛かる作業がないか

この辺りを頭の中でイメージできるようにしておくと良いです。イメージ無くしては、何をしているか迷走してしまう可能性があるので、気を付けましょう。

4-2.コーディングを進める

それでは実際に手を動かしていくことになります。進め方はいろいろあります、人の好みもあるでしょう。いろいろ経験をして自分が一番進めやすいやり方を探るのが良いでしょう。

一般的には、HTMLだけを先に書きます。最適なHTMLタグは何か?を考えながら進めていくことになります。HTMLの量がその後の作業時間(CSSやJavaScriptを書く時)の目安になります。スケジュールを気にしながら進めることもお客様にとっては安心材料ともなります。

システム開発におけるコーディングについて解説してきました。コーディングはまさにコードを書くフェーズです。これまで書面で残してきたものを形にしていくことになるので、自分で形にしていく喜びを味わえるタイミングです。

  • 「コーディングを依頼したことないし、どうやって依頼したら良いか不安…」
  • 「依頼はしたつもりだけど、本当に伝わっているか不安…」
  • 「結局、コーディングはIT知識ゼロの自分でもできるものなの?」

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