
加藤烈
執行役員(ICD Vietnam代表取締役社長)
世界を舞台に、ITビジネスの可能性を広げるICDの取り組み
現在担当している業務について教えてください!
ICD Vietnamの代表取締役社長として、主にベトナムでのオフショア開発事業を統括しています。日本とベトナムの架け橋となり、高品質な開発サービスを提供することが私たちのミッションです。
また、名古屋や大阪の事業の統括も担当しており、1-2ヶ月に1回、約1週間ほどベトナムに滞在しています。
ICDへ入社を志望した理由は?
元々、現在の社長とは長年の友人で、同業者としても付き合いがありました。私自身も別の会社でシステム開発の仕事をしていましたが、『一緒に大きな事業を作り上げていこう』という話になり、会社ごとICDにジョインすることになりました。
長年の信頼関係と、共に成長していける可能性を感じたことが大きな理由です。また、ICDの持つポテンシャルと、自分の経験を活かせる場所だと感じたことも魅力でした。
これまでのキャリアも教えていただけますか?
元々は別のシステム開発会社を経営していたのですが、ICDの現社長とは22-23歳頃からの古い友人で、「一緒に会社を大きくしていこう」という話になり、会社ごとICDに入ることになりました。
その後、2014年からベトナムでのオフショア開発(海外拠点での開発業務)を始めて、2017年に現地法人を設立。以来、ベトナム事業の拡大に力を注いでいます。

海外でビジネスを展開する上で、特に苦労されたことはありますか?
ビジネス展開する上での特別なハードルは感じませんでしたが、予想外の出来事はたくさんありました(笑)
例えば、ベトナムでの会社登記時に建物の構造上の問題で手続きが遅れたり、現地の法規制の解釈の違いで計画変更を余儀なくされたことも……。
また、文化の違いから生じる小さな摩擦も経験しました。ですが、これらの経験は日本での予期せぬ出来事と本質的には変わりません。大切なのは、冷静に状況を分析し、迅速に対策を講じること。
この姿勢が、海外ビジネスでの成功につながっていると考えています。困難を乗り越えるたびに、チームの結束力も高まり、新たな学びも得られます。
ICDの強み、文化はどのようなものですか?
ICDの最大の強みは、オフショア開発の課題を解決する独自のアプローチです。一般的に、海外開発は『コミュニケーションが難しい』『品質が低い』『手間がかかる』といったイメージがありますが、私たちはこれらの問題を解消しています。
具体的には、ベトナムの開発拠点に日本人エンジニアを常駐させています。これにより、日本語でのスムーズなコミュニケーションと、日本の品質基準に合わせた開発が可能になります。結果としてお客様は、まるで国内で開発しているかのような安心感を得られます。
さらに、日本とベトナムのエンジニアが密接に連携することで、高品質な開発を維持しながらコストを抑えることもできます。つまり、『安くて良いものを、手間をかけずに』という、一見相反する要求を実現しているのです。
このような体制により、お客様は海外開発の利点を最大限に活かしつつ、リスクを最小限に抑えることができます。これがICDの強みであり、多くのお客様から支持されている理由です。
また、ベトナム人エンジニアの採用においても強みがあります。
ITに力を入れている国柄もあり、優秀な人材をクイックに採用できています。例えば、1つの募集に対して100人もの応募があるので、より厳選し選考することができるんです。
海外拠点の運営で特に大切にされている点や、目指している企業文化について教えてください。
文化面では、海外で働く社員に対して、個々の個性を最大限に活かす姿勢を大切にしています。特にベトナムでは、社員の自主性と創造性を尊重する環境を整えつつも、チームとしての一体感も大切にしています。
そうすると、社員は自身の強みを存分に発揮しながら、会社の目標達成に向けて主体的に行動できるようになります。
結果として、日本では得難い多様な経験と、新たなキャリアの可能性が提供できる。この独自の文化が、社員と会社の相互成長を促進する原動力となっているんです。

現在の目標を教えてください。
今年から、ベトナムオフショア開発に関する情報を発信するブログメディア『オフショアダイアリー』を立ち上げました。このメディアを通じて、オフショア開発の魅力や実態を広く伝えていきたいと考えています。
具体的には、オフショア開発を検討している企業の方々に向けて、失敗例や成功事例、各国の開発事情、さらには開発手法など、幅広いカテゴリーの記事を毎月10本近く発信しています。
例えば『ベトナムでオフショア開発 失敗』で検索すると、ICDの記事が見つかるようになってきました。
この取り組みの目的は、オフショア開発に対する漠然としたイメージや不安を払拭し、『これならやってみよう』と思っていただけるような情報を提供することです。
オフショア開発の認知度を高め、業界全体の発展に貢献したいと考えています。そして、より多くの企業がグローバルな開発の可能性に気づき、挑戦してくれることを願っています。
新入社員、中途採用者、それぞれに期待することは?
新入社員には、世界に目を向け、チャレンジする姿勢を持ってほしいですね。若いうちの海外経験は非常に貴重で、将来のキャリアの可能性を大きく広げます。
中途採用者には、これまでの経験を活かしつつ、新しい環境で自己成長を目指してほしいと思います。特に日本での開発経験がある方には、その知識とスキルを活かしてオフショア開発をリードする役割を期待しています。
どちらも、海外で働く可能性を視野に入れてキャリアを考えてほしいです。ICDは、グローバルに活躍したい意欲的な人材を求めています。
ICDに興味がある求職者に向けてメッセージをお願いします。
世界には無限の可能性があります。その中で成長するためには、海外で働く経験が非常に貴重です。たとえ1度でも海外で働く経験をすれば、視野が大きく広がります。新卒の方も中途の方も、一歩を踏み出す勇気をぜひ持ってほしいです。
ICDには、あなたの挑戦をサポートする環境が整っています。具体的には、新卒採用の方でも将来的にベトナムで働くキャリアパスを用意しています。
ビザの関係で、まずは日本で経験を積んでからベトナムに行くというのが一般的なルートにはなりますが、中途採用の方はより早くベトナムで働くチャンスがあります。実際に、ベトナムで働きたいという社員の希望に応じて、キャリアアップの機会を提供しています。
ICDで、あなたの可能性を広げてみませんか? グローバルな舞台であなたの挑戦を待っています。
採用エントリー
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ITに興味がある、挑戦してみたい方はぜひエントリーいただき、会社説明会へお越しください。