
神農 渉
代表取締役社長人と人をつなぐコミュニケーションがICD根幹。社員の自発性と多様性を重視し、グローバルな視点でITの未来を創造する。
まずはICD設立の経緯について教えていただけますか?
ICDは1997年に設立しました。
当時、私は20代前半でしたが、働いていた会社が倒産するという経験を何度かしたんです。
特に印象に残っているのは、12月にボーナスがもらえないということが3回もあったことですね。
こういった苦い実体験から『社員が困らない会社を作ろう』という想いをもって、共同創業者の曽我と2人で起業しました。
最初は資金もなかったので、エンジニアをしながらお金を貯めて、1997年に有限会社を立ち上げて……。その後2000年に株式会社化し、25期目を迎えました。
創業後はどのように事業を展開されていきましたか?
株式会社化以降は順調でしたね。ちょうどiモードなどモバイル通信が急速に発達した時期で、これから需要が高まると考えて『インターネットに関わる開発に特化した会社』を目指したんです。
声をかけると後輩たちもどんどん集まってきてくれて、順調に事業を拡大して、6年目にはアークヒルズに移転しました。ただ、ライブドア・ショックやリーマン・ショックなど、IT業界全体が揺れる出来事も経験し、上場準備も中断せざるを得なくなって…。
そういった経験を経て、『安定した会社作り』を目指すようになりました。最近ではM&Aも実施し、より強い経営基盤を築いて、新たなステージに入ったところです。
現在のICDのミッションについてお聞かせください。
AIをはじめとする技術革新の中で、『ICDのミッションはより重要になっている』と考えています。
私たちのキーワードは『人と人をつなぐコミュニケーション』です。
創業当初は、インターネットとモバイルをつなぐといった『物と物』をつなぐことから、時代とともに『人と人』をつなぐことに変化してきました。
現在は、その考えを人材育成にも適用しています。例えば、グローバルに人と人がつながって新しいものを生み出す時代に対応するため、ベトナムにも開発拠点を持っています。
人と人をつなげて、新たな価値を創造することが、ICDのミッションです。
今後のICD全体の展望や方向性について、目指すべき姿をお聞かせください。どのようなステージを次に目指しているのでしょうか?
ICDは今、新たな成長ステージに入っています。M&Aやエクシオグループへ参画したことから、より大きな視野で事業展開ができるようになりました。今後は、この強みを活かし、中長期的には100億円の売上、10億円の利益を目指しています。
同時に全社員の雇用維持と給与アップも、『社員を大切にする』目線からみると重要な目標です。
安定した経営基盤の上で、さらなる技術革新と人材育成を進めていきます。

今、神農代表が掲げている目標や、特に意識しているチャレンジは何でしょうか?
現在、特に注力しているのは、日本全国どこでも働ける雇用体系の構築です。また、ベトナム拠点でのグローバル人材の育成にも力を入れています。これらの取り組みを通じて、ICDをより柔軟で競争力のある組織にしていきたいと考えています。
あとは女性の活躍推進にも、力を注いでいますね。産前産後休業から復帰して戻るスキームも拡大したり、役員の女性登用を強化したりと、男女問わず柔軟な働き方ができる会社を目指しています。
ICDではどのような人材を求めていますか?
私はスキルよりも『想い』を重視しています。『ICDに入りたい』という強い想いを持った方は、全員採用したい!という気持ちでいます。
世の中には星の数ほど会社がある中で、ICDを選んでくれた方とのご縁を大切にしたいんです。
特に重視しているのは、コミュニケーション能力です。「教えてください」「わかりません」と素直に言え、「ありがとうございます」と感謝の気持ちを表現できる。
そういった基本的なコミュニケーションができる人はICDでは楽しく仕事をしていただけると思います。
良いコミュニケーションが取れると、社内で『信頼』や『相互理解』が積み上がっていくからです。
そして人には多様性も大切だと考えています。ある人が輝くためには、その人と異なる性格の方も必要です。だからこそ、様々な個性を持つ人材を歓迎しています。
育成できる環境を提供できる限り、積極的に採用を行っています。実際、直近3年間では毎年新卒採用で20名ほど採用しています。ICDに入りたいと思ってくださる方々と共に、会社を成長させていきたいと考えています。

ICDの強みについて教えてください。
お客様からよく、『相談したら必ず提案してくれる会社』だと言われることが多いです。
社員数は現在200名弱ですが、約1万社のパートナーとのネットワークがあります。これにより、様々な案件に柔軟に対応できるのが強みです。
そして、新卒採用にも力を入れていることから。若手社員がICDに増えることで、新しい文化や発想が生まれるので、とても良い風土が築けています。
上の世代から押し付けるのではなく、若い人たちが自主的に新しい挑戦を行うことを、会社としても可能な限り後押ししたいです。
社内の文化や風土についても教えてください。
ICDでは、オープンなコミュニケーションと多様性を大切にしています。世代や性別の壁を作らず、若手や女性の意見も積極的に取り入れていく風土があります。
特徴的なのは、社員の自主性を重視している点です。実際に、若手社員が自ら企画し、運営する社内イベントや勉強会が活発に行われています。
社員の声に耳を傾け、その自主性を尊重することで、ICDならではの『年次に関わらず、誰もが身近にコミュニケーションが取れる』風土を育んでいます。
新入社員に求めることがあれば教えてほしいです。
新入社員には『ITに対する熱意と好奇心』を、ぜひ持って欲しいです。
研修はもちろん、各種プロジェクトを経験するごとにスキルアップすることに喜びを感じてもらえると嬉しいです!
自分で調べる習慣ももちろん大切ではありますが、わからないことを質問できる環境は、しっかりと整えているので安心して周りの社員に協力を求めてください。
最後に、入社を検討している方々へメッセージをお願いします。
私たちはよりグローバルで多様性のある開発会社を目指しています。
システムを作り上げるエンジニアになりたい方、海外で活躍したい方、チカラを合わせて何かを実現したい方、ぜひICDで一緒に成長していきましょう!
ICDにはプログラムの作り方をしっかりと学び、システムを作るごとにスキルアップしていける環境があります。そして海外を視野に入れたキャリアパスもあります。
いきなり『海外で活躍する』と聞くとハードルが高く感じますが、まずは社内のメンバーとコミュニケーションを取る経験から始めればいいんです。
コミュニケーションは、世界共通です。社内で築いたコミュニケーション能力はやがてあなたの財産となり、グローバルでも通用するコミュニケーションへと変化します。
ICDは常に成長し、変化し続ける会社です。
一緒に日本のIT業界を引っ張り、そして世界に貢献できる人材になっていきませんか?
皆さんのチャレンジをお待ちしています!
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